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8割、9割は自分に合っていないクラブを使っている!?試打とはまったく違う「クラブフィッティング」 | キャロウェイゴルフ公式サイト

8割、9割は自分に合っていないクラブを使っている!?試打とはまったく違う「クラブフィッティング」

2023.06.21 招待する
現在、キャロウェイのフィッティング施設は東京2カ所、大阪1カ所の計3カ所で運営されており、連日たくさんのゴルファーが自分に合ったクラブを見つけるために訪れています。しかし、「そもそも何ができるの?」「ゴルフショップの試打ブースとは何が違う?」「自分も行っていいのか?」といった疑問を持っている方もまだまだ多いかもしれません。ここであらためてフィッティングの概要をご紹介していきましょう。

フィッティングのプロセスを文章だけで説明しても実状が伝わりにくいということで、今回は一般ゴルファーの池内聖さんに東京・白金台の本社でドライバーのフィッティング体験をしてもらい、その様子をレポートしていく形をとっています。池内さんはこれまで、お店での試打の経験はありますが、フィッティングはまったく初めてだそうです。なお、白金台と大阪のキャロウェイ心斎橋店の施設は実施時間が80分で、ドライバーからウェッジまでのトータルクラブフィッティング、東京・神宮前のキャロウェイ/トラヴィスマシュー 青山店は40分で、ウッドかアイアンのどちらかのフィッティングを選択する形式です。

フィッティング初体験の池内聖さん

まず予約ですが、キャロウェイ公式サイトのフィッティング・イベントページからクラブ フィッティングの項目を開いて行います。予約が完了したらメールが送られてきて、そのメールからアンケートを書くページに進むことができます。ゴルフ歴やハンデ、求めているもの(飛距離や安定性など)といった、ゴルフの現状を書き込んでいくものです。アンケートはキャロウェイのフィッターに届くようになっており、フィッターは前もって確認して予約者のゴルフのイメージをつかんだり、アンケートを見ながらフィッティング当日に問診を行ったりします。ちなみに池内さんがいま望んでいるのは、飛距離だそうです。

アンケートを見ながらフィッティング当日に問診も

ここからいよいよ、フィッティング本番です。先に、現在使用しているクラブ(当日持参)で数球、ウォームアップも兼ねて打っていきます。もちろんこれは、フィッターが実際のスイングや弾道や傾向などをチェックするためのものでもあります。ここでうれしいのは、ボールをCHROME SOFTシリーズの3モデル(CHROME SOFTボール、CHROME SOFT Xボール、CHROME SOFT X LSボール)から選べるところ。キャロウェイのボールを愛用している人にとっては、普段のラウンドと同じような条件にできるので、よりフィッティング結果にも信頼が置けます。他社のボールを使用している方も、傾向の近いボールを選んで計測できるのもメリットです。

CHROME SOFTシリーズの3モデルを選べるのもプレミアムクラブフィッティングならでは

池内さんの愛用クラブはROGUE ST MAXドライバーで、シャフトには一般的に硬いと言われるモデルの50g台、Sフレックスが装着されており、さらに44インチにカットしてもいます。
「以前は長いものを使っていたのですが、長いことによるシャフトのしなりが気持ち悪く感じ、弾道も乱れるということで、もう少しヘッドを操作できる感じと安定性を求めて短く切りました。バランスの調整などはまったくしていません」(池内さん)

池内聖さんの愛用クラブ ROGUE ST MAXドライバー

しかし、その意図に反して、池内さんが打つボールは上下左右に散っていきました。フィッティング施設では、1球打つごとにEngageというシステムを通してデータがはじき出され、正面のモニターにボールの軌道が可視化されるだけでなく、ヘッドスピード、ミート率、インパクト時のフェースアングル、ヘッドの軌道など、球筋や飛距離に影響を与えるさまざまな項目の数値も表示されます。何度も、「ああああ」と悲しげな声を上げる池内さん。たまらず、この日フィッティングを行ってくれた中島淳フィッターが、池内さんに指摘します。

まずはご自身のドライバーを打ってデータを計測

「短くて、シャフトがしならず、バランスもC9とかになっていますから、仕事をしてくれないクラブになっています。それで、自分が一生懸命動こうとして体が突っ込み、ボールも暴れる。曲げたくないのに曲がるし、飛ばしたいという希望なのに、クラブがいちばん飛ばない方向に行っているんです」(中島フィッター)

ただし、中島フィッターが伝えるのは、問題点だけではありません。良いところもちゃんと見つけてくれています。

「ボールがいろんなところに行っていますし、フェース上の理想の打点位置にも全然入っていません。それでも、ミート率89%でトータルの飛距離が255ヤードになっていたりもします。すごいですよ。まだ、10%以上も伸び代があるんですから」(中島フィッター)

ここで中島フィッターは、池内さんに合うクラブを見繕いはじめます。まずは、純正の45.5インチのシャフトを装着したPARADYM Xドライバーからです。

PARADYM Xドライバーからフィッティングスタート!

「池内さんは、シャフトのしなり戻りを使えていない典型なんです。しなりが気持ち悪いというのも、戻ってくるタイミングが自分に合っていないから。動きの合うシャフトなら、気持ち悪さがなくなっていきますよ。PARADYMシリーズの純正シャフトは、いま使われているシャフトよりも動きますし、トルクも大きいものです」(中島フィッター)

この言葉を聞いた池内さんは、「こうやって自分のドライバーと比較して、スイングの状態も見つつ、より良いクラブを探してもらえるのは、うれしいところです。販売店の試打とは、ちょっと違いますよね」フィッティングの利点を感じはじめた様子です。ちなみに中島フィッターは、長年ツアーの現場で多くのプロのクラブもケアしてきた人物ですから、スイングやクラブを見る目は確か。キャロウェイには、同様の高いスキルを持ったフィッターが、ほかにも多く在籍しています。

自分の弾道やスイング傾向にあったクラブを探してもらえる

中島フィッターは、PARADYM Xドライバーから、さらにPARADYMドライバー、PARADYM ◆◆◆ドライバーと、池内さんに試してもらうモデルを変えていきましたが、そのたびに打点位置が理想に近づいていき、ミート率は95%近くまで上昇していきました。当然、弾道のバラつきもどんどん減っていき、ヘッドスピードも、自前のドライバーでは44~46m/秒ほどだったのが、PARADYM ◆◆◆ドライバーでは最高で48m/秒を記録。飛距離も明らかに伸びていきました。

「先ほどまで、トップでまったく間がなかったのが、いまは、しなっているのが目に見えてわかります。また、池内さんのスイングは、ダウンでインから入ってくる度合いが強かったのですが、シャフトが変わることによって、より素直な動きにもなってきています。スイングも変わってきているんです。打つごとに気持ち良くなっているように見えますし、タイミングも取りやすくなっていると思います。そこにPARADYMシリーズの最新のテクノロジーも加わることで、方向のバラつきが少なくなり、飛距離も出るようになってきました。ご自分のクラブではトータルのアベレージが239ヤードでしたが、いまは265ヤードで、キャリーも245ヤード。キャリーで超えてしまっているわけですから。操作性も少し欲しいというお話でしたが、実際、ヘッドはいちばん小ぶりなPARADYM ◆◆◆ドライバーが良さそうですね」(中島フィッター)

PARADYM ◆◆◆ドライバーでは明らかにヘッドスピードと飛距離が伸びた

池内さんも、効果を実感したようです。

「何発も打っていると、こちらのほうが飛ぶ感じがします。動きが気持ち悪くて、どんどんシャフトを硬く、短くする方向だったんですが、間違っていたんですね。シャフトが仕事をしてくれている感じがあります。全然違います」(池内さん)

ただ、言葉とは裏腹に池内さんの表情は、まだすっきりとはしていません。「気持ちいいですか?」と尋ねても、そのとおりの言葉が出てこず、完全に納得するまでは至っていないようです。それを察してか、中島フィッターが、「ソールのウェイトも変えてみますか?」と、池内さんに新たな提案を持ちかけました。

「軽い・硬い・短いというシャフトじゃなくてもいいということをわかっていただいただけで充分かと思いましたが、それなら、ウェイトを軽めにしたとしたらどうなるか。もっと振りやすくなって飛ぶということになるのか、いまのように重めのほうが安定するのか見てみましょう」(中島フィッター)

より細かな調整をしてもらえるのもフィッテイングの魅力のひとつ

どうやら、この提案は池内さんの求めている方向だったようで、PARADYM ◆◆◆ドライバーの後ろ側のウェイトを14gから2gに変えてみると、池内さんは、「明らかに軽い! 好きですね」と声のトーンが一段上がりました。

「振りやすいです。振り心地はいちばん気持ちいいですね。ヘッドやシャフトだけでなく、ウェイトのことまでチェックしてもらえるのは、本当にありがたいです」(池内さん)

しかし、意に反してボールはふたたび暴れはじめました。クラブがインから入ってくる度合いも、元に戻ってしまっています。その理由を、中島フィッターが説明してくれました。

「軽くして気持ちがいいから、結果もいいかというとそうとは限りません。後ろのウェイトが重いほうがヘッドは安定して入ってきます。でもいまは、軽くて操作ができるということで、またインからきつく入ってくるようになりました。それで引っかけが出たと思ったら、今度は抑えようとしてフェースが開くわけです」(中島フィッター)

中島フィッターは、さらに後ろのウェイトを8gに変えて、池内さんに試してもらいましたが、「さっきの2gより全然こちらのほうがいい感じがします」という池内さんのコメントと弾道は比例せず、14gのときのほうが、安定感は上という結果になりました。

PARADYM ◆◆◆ドライバーで、後ろのウェイトは14gがベストという結果に

「お客様の意見にちょっと寄り添いつつ、でもそれは違うというところは結果で示したほうがいいんです。口で申し上げても、納得しづらいでしょうから。いまの段階なら、コースには発売時の設定となる2gと14gで打ってみてくださいとオススメしますね。ただ後半になって、身体が動かなくなったりしたときにチーピンなどが出やすかったりするのであれば、8gにするのもいいんじゃないでしょうか。もしウェイトを変えるなら別途購入もしなければいけませんし、結果によって振り心地が変わってきたりもしますから」(中島フィッター)

考えを無理に押しつけず、かつ、お財布のことまで配慮しているのが、キャロウェイのフィッティングのとてもユニークなところです。たとえば、現在使用しているクラブを変える必要がない場合も、ちゃんとそのことを伝え、決して新たなクラブをオススメしたりはしないのだそうです。

「現在使用しているクラブを変える必要がない場合は、このクラブで大丈夫と伝えます」

ひととおりフィッティングを終えたら、推奨クラブが書かれているリコメンドシートと、当日打った弾道の全データをフィッターから渡されて、サービス終了です。初の体験を終えた池内さんは、フィッティングに本当に感心させられたようで、「フィッティングは絶対に受けるべき」と力説しました。フィッティングは白金台とキャロウェイ 心斎橋店が11,000円(税込)、キャロウェイ/トラビスマシュー 青山店が5,500円(税込)と有料(推奨モデル購入する場合、フィッティング料金と同じ金額のクーポン券が渡されるなどして、実質無料)ですが、それでも、「充分、お得では?」とも思ったそうです。

最後に推奨クラブが書かれているリコメンドシートと弾道の全データが渡される

「いろいろお店で試打をしたりして、たくさんクラブやシャフトを変えてきましたが、フィッティングに来て分析してもらったほうが明らかに近道だったと痛感しました。自分の思い込みとは全部、真逆の結果でしたから。時間もお金も、ずいぶん無駄にしてきた気がします。推奨され、自分に合っているクラブを買えば、料金も無料になりますし、なぜこれまで受けなかったんだろうと、いま思っているところです。もっとうまくなってから、とか思っていたんですよね」(池内さん)

池内さんの言葉を引き継ぐように、中島フィッターは驚きの実態も教えてくれました。池内さんのように、「自分で思っている以上に合っていないクラブを使っている人は、とても多い」のだそうです。

「全体の8割、9割はそうなんじゃないかという印象です。そして、そのうちの6割、7割がオーバースペックです。そうなると、スイングはおかしくなりますし、いいショットも出ないし、下手をしたら体も壊してしまいます。難しいと言われるクラブもあれば、やさしいと言われるクラブもありますが、そうではなくて、その人に合っているものがやさしいクラブなんです。キャリアが浅くても、スキルが高くなくても、レベルによって楽しめる道具がありますし、合っているものに変えることで、いいショットが多く出て、スコアも良くなっていきます。どんなレベルの方でも大丈夫ですから、ぜひ受けてみてほしいですね」(中島フィッター)




クラブフィッティングの予約・詳細はこちら

キャロウェイのフィッティング施設は以下の3カ所で運営しています。

● キャロウェイゴルフ東京本社
ドライバーからウェッジまでのトータルクラブフィッティング:実施時間80分
料金:11,000円(税込)※

● キャロウェイ心斎橋店
ドライバーからウェッジまでのトータルクラブフィッティング:実施時間80分
料金:11,000円(税込)※

● キャロウェイ/トラヴィススマシュー 青山店
ウッドかアイアンのどちらかのフィッティングを選択:実施時間40分
料金:5,500円(税込)※

※フィッティング後、東京・キャロウェイ/トラヴィスマシュー 青山店、大阪・キャロウェイ 心斎橋店にてクラブをご購入の場合はフィッティング料金はかかりません。