狙った場所へ一直線! 安定感抜群の「ELYTE MINIドライバー」の実力 | キャロウェイゴルフ公式サイト

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狙った場所へ一直線! 安定感抜群の「ELYTE MINIドライバー」の実力

2025.03.21 招待する
「ELYTE」のラインアップに、新たなモデルが登場です。340㎤という小さい体積が特徴的な「ELYTE MINIドライバー」です。超コンパクトなタイプとしては、昨年のPARADYM Ai SMOKE Ti 340 MINIドライバーがまさに先がけのような存在でしたが、今回はどのような進化を果たしているのでしょうか。キャロウェイのプロダクト担当、石野翔太郎さんの解説も交えてチェックしてみましょう。

まず石野さんには、「ELYTE MINIドライバー」に関する話の前に、昨年モデルのPARADYM Ai SMOKE Ti 340 MINIドライバーがどのような評判を得ていたのか、また、手にしたゴルファーのみなさんがどんな使い方をしているのかなどについて伺ってみました。実際のところ、2024年7月の発売以降、人気ぶりは凄まじかったようで、「われわれも、あれほど売れるとは予測できていませんでした」と、石野さんは振り返ります。

「いざ発売してみたら、ものすごい反響がありまして、売れ行きの予測を当初の倍にしたくらいでした。店頭からも8、9割がなくなるくらい売れていきましたので、本当に人気の高い、みなさんに認めていただけたモデルだったと思います」

石野さんが考える好評の要因は、「340㎤という体積」なのだそうです。

「他社さんからもミニサイズのドライバーが登場しましたが、それらと比べたときに、われわれのモデルのほうが少し大きく、このヘッド体積が絶妙なところを突いているのかなとは思いました。一般的なドライバーでは、なかなかヘッドをコントロールしづらい、挙動を自分で操作しづらいというなか、この大きさならば扱いやすく、これより小さくなると今度はフェースに当てるのが難しくなります。そういう意味で、ちょうど良い大きさに収まっているのかなと思いますね」

キャロウェイ プロダクト担当 石野翔太郎さん

この言葉からもわかるとおり、一般のゴルファーのみなさんは通常のドライバーに代わる存在として、ミニサイズのドライバーを使用するパターンが多いようですが、「そのなかでも2通りの使い方に分かれているように思います」と、石野さんは言及します。 「1つは、ドライバーが苦手だからティーショットにやさしさを求めて使うという方。もう1つは、ドライバーは得意だけれど、マネジメントを重視してティーショットの着弾範囲を狭めるために使うという方です。前者の場合は、完全に通常のドライバーをバッグから抜いているという方が多いですが、後者の方も、コースの特徴などを考えたうえでチョイスして、ミニを使う日は通常のドライバーをバッグに入れないスタイルにされているようです」

一方で、ツアーにおけるミニドライバーの立ち位置は、少々異なります。

「ツアープロも、毎試合これを必ず入れるわけではなく、コースの状況や、その日の風のコンディションなどで使い分けをしているようですが、ドライバーも同時に入れながら、ミニドライバーを飛ぶスプーンとして使っている点が違います。また、プロはティーショットだけでなく、地面からも使っていますね。それほど機会が多いわけではないと思いますが」(石野さん)

前置きが長くなりましたが、ここからはニューモデルの「ELYTE MINI ドライバー」を細かく見ていきましょう。まず注目すべきは、やはりフェースで、「ELYTE」シリーズの他のドライバー同様、「ELYTE MINI ドライバー」においても Ai 10x FACE が導入されています。

「これにより、『ELYTE MINI ドライバー』でも、弾道を補正してくれるコントロールポイントの数が前作から大幅に増加しています。PARADYM Ai SMOKE Ti 340 MINI ドライバーよりもミスヒットへの強さが強化されていて、着弾範囲も狭くなるため、よりマネジメントのしやすいモデルに進化していると言えます」(石野さん)

クラウンに採用した、航空宇宙分野でも使用されるサーモフォージドカーボンや、ソール後方に設置された新しいスタイルのウェイトポートも、「ELYTE」の他のドライバーを踏襲している部分です。ウェイトポートはELYTEドライバー同様、ドロー、ニュートラル、フェードの3ポジションとなっており、ウェイトの重さは約13g。また、ソール前方には約5gのスクリューウェイトも設置されています。PARADYM Ai SMOKE Ti 340 MINIドライバーでは、フロント(約4g)もバック(約12g)もスクリューウェイトでしたから、見た目はもちろん、調整幅もかなり変わっていると言えます。

「後方のウェイトが、スクリュータイプから3つのウェイトポートに装着するタイプになったことで、弾道を調整できる範囲が大きく広がりました。前作よりも、自分のスイングにマッチさせやすくなっています」(石野さん)

ヘッド形状はどうでしょうか。「ELYTE MINIドライバー」とPARADYM Ai SMOKE Ti 340 MINIドライバーを並べて上から見ると、大きな変化はないように見えます。しかし、石野さんいわく、「ELYTE MINIドライバー」には、「ELYTEシリーズならではのエッセンスが、ちゃんと入れられています」とのことです。

「『ELYTE』のドライバーでは、チタンを扱える3Dプリンタの採用によって、短時間で多くのプロトタイプをつくることができるようになり、安心感と空気抵抗の削減を徹底追求したヘッド形状が採用されましたが、これは『ELYTE MINIドライバー』も同じです。もともと体積が少ない分、空気抵抗は少なく、ヘッドスピードも出やすいので、通常サイズのドライバーほどではありませんが、しっかりとスピードアップが図られています。飛距離も、PARADYM Ai SMOKE Ti 340 MINIドライバーより『ELYTE MINIドライバー』のほうが伸びているというデータが、ヒューマンテストにおいて出ていますね」(石野さん)

また、「ELYTE MINIドライバー」とPARADYM Ai SMOKE Ti 340 MINIドライバーのヘッドを並べて横から見ると、ELYTE MINIドライバーのほうが若干シャローにもなっています。人によっては、よりボールを高く打ち出しやすいように映るかもしれません。

「弾道の比較としてはそんなに変わらないですが、実際のところ、PARADYM Ai SMOKE Ti 340 MINIドライバーよりも、『ELYTE MINIドライバー』のほうが、若干ボールが上がりやすくなっています。これには、新しいウェイトポートの位置などによって前作より低重心化できていることも関係していると思います」(石野さん)

最後に石野さんに、「ELYTE MINIドライバー」のおすすめポイントを教えてもらいました。

「やっぱり、コースでバラつかないティーショットを打てるところですよね。通常のドライバーでミスヒットすると、ボールが曲がって大きなケガになりやすいですが、『ELYTE MINIドライバー』ならば、左右に散らばる範囲もより小さく、次のショットでグリーンを狙える位置に収まってくれますから、本当にマネジメントがしやすくなります。また、スプーンでティーショットしたときに出るテンプラのようなミスも起こりにくく、一方で多少ダフったりトップしたりしてもボールはけっこう進んでくれますから、タテの距離のバラつきも少ないという安心感があります。ドライバーを抜いて入れるのももちろん良いですし、スプーンに代えてチョイスし、ホールによってドライバーと使い分けるというのもアリなのではないでしょうか。いままでPARADYM Ai SMOKE Ti 340 MINIドライバーを使っていた方は、同じような形状ですのでスムーズにスイッチできるでしょうし、これまで使っていなかった方も、良い機会ですから、ぜひ試していただいて、スコアのまとめやすさを感じでみてほしいと思います」

ELYTE MINIドライバー」のロフトラインアップは、PARADYM Ai SMOKE Ti 340 MINIドライバーと同様に11.5度と13.5度の2種類で、クラブ長さも同じく43.5インチとなっています。発売は、4月18日予定です。ぜひ、お楽しみに。

佐伯三貴プロによるELYTE MINIドライバー 試打インプレッション: