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人気急上昇中!「X FORGED STARアイアン」を打ってみた! | キャロウェイゴルフ公式サイト

人気急上昇中!「X FORGED STARアイアン」を打ってみた!

2021.11.24 招待する

「X FORGED STARアイアン」は、最近では珍しい部類になってきた、単一素材の軟鉄鍛造キャビティバックアイアンですが、ややストロングロフト化もされているおかげで、満足のいく飛距離も得ることのできるモデルという位置づけです。2019年に前作が発売されており、今回は2代目となります。今回の試打にあたっては、比較のために2019年モデルも用意しました。

左/2019旧モデル  右/2021新モデル 
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まずはヘッドを見比べてみましょう。構えたときに目立つのが、トップブレードの厚みの違いです。ニューモデルのほうが薄めに仕上がっていて、シャープな印象になりました。一方で、フェースのヒール側が前作よりも低くなっていることも一目瞭然です。このおかげなのか、前作よりもヘッドが長くなっているように見えます。実際の数値上でも、ニューモデルのほうが前作に比べて1.5㎜長いとのことなのですが、見た目上ではそれ以上の差を感じるかもしれません。さらに、スコアラインが前作よりも0.5㎜長くされていることも、大きく見えることに貢献しているのでしょう。単一素材の軟鉄鍛造キャビティバックらしいシャープな雰囲気ながら、かなりの安心感も抱かせてくれる大きさも持ち合わせたアイアンと言えそうです。

左/2019旧モデル  右/2021 新モデル
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トウ側から見たヘッド形状の比較もご覧ください。ここでも違いがはっきりしています。ニューモデルのほうが、より肉厚なヘッド下部となっていて、ソール幅も広いことがよくわかります。前作よりも低重心化が図られているのは明らかで、ダフリのミスにも強そうな形状に見えます。前述のようにヘッドが大きく見えて安心感があり、加えて低重心化、ワイドソール化が図られているということで、よりやさしさを重視した設計となっていることが見てとれます。

左/2021 新モデル  右/2019 旧モデル


​​​​​​​さて、いよいよ肝心の試打ですが、1球打って真っ先に思い知ったのが、打感のすばらしさです。以前にも、現行アイアンの比較記事の取材で、このアイアンを少し打っているのですが、室内だったこともあり、今回の屋外でのものとは大きな違いがありました。乾いた心地良い音と手に残る感触には、本当にびっくりさせられました。筆者は普段、やや年代が遡った軟鉄鍛造アイアンを愛用しているのですが、その打感とも大違いです。最新モデルは、性能だけでなく、打感の良さも進化しているということなのでしょうか。本当に気持ちの良いフィーリングでした。前作との比較では、大きな差はない感じでしたが、それでも少しだけ打球音、打感ともに、より良くなっているのでは、と感じる瞬間もありました。バックフェースのデザインが変更され、打点位置が肉厚になったことも関係しているのかもしれません。

ややストロングロフト化されているとはいえ、ボールもとてもよく上がります。I#7であればいかにもI#7らしい弾道、I#8であればいかにもI#8らしい弾道で、目線の高さが従来と変わることはありません。同じロフト設定ということもあってか、前作との違いまでは感じ取れませんでしたが、どちらもしっかりと高さを出してくれていたことだけははっきりと言えます。スタンダードなロフトのアイアンからでも、それほど違和感なく移行できるように感じました。

飛距離性能については、筆者レベルの精度では、前作との差を感じることは、正直できませんでしたし、やさしさについても、大きな違いを見いだすことは難しかった印象です。ただいずれにしろ、従来の単一素材でできた軟鉄鍛造キャビティバックなどと比べれば、飛距離も充分に得られますし、寛容性も持ち合わせているのは間違いないと言えます。かつてのような芯の狭いシビアな雰囲気は、感じませんでした。ある程度のゴルフ歴のある方ならば、どうにも歯が立たないといったことは、あまりないのではないでしょうか。

マッスルバックを使っているけれど、もう少し安心感ややさしさのあるモデルに代えたいという方、もう少しシャープなアイアンへとステップアップしたいという方など、現在、アイアンを買い替えたいと思っているゴルファーに幅広く対応するモデルと言えそうです。試打会などに行く機会がありましたら、ぜひ一度手に取ってみることをオススメします。

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