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キャロウェイ ニュース取材班が「ELYTE(エリート)アイアンを打ってみた! | キャロウェイゴルフ公式サイト

キャロウェイ ニュース取材班が「ELYTE(エリート)アイアンを打ってみた!

2025.01.15 招待する
キャロウェイ・スタッフプレーヤーの深堀圭一郎プロによるドライバーインプレッションに続き、今回は、キャロウェイの2025年ニューシリーズ、「ELYTE」のアイアン試打レポートをお届けします。キャロウェイ ニュース取材班とともに、キャロウェイのプロダクト担当である石野翔太郎さんにも打ってもらいながら、弾道やフィーリングなどをチェックしてみました。

「ELYTE」のアイアンラインアップは、「ELYTEアイアン」「ELYTE Xアイアン」「ELYTE MAX FASTアイアン」の3モデルとなっていますが、今回は、先の2種類のI#7を打ってみました。構造は3種類とも、中空となっています。

昨年モデルのPARADYM Ai SMOKEシリーズや一昨年のPARDYMシリーズと比較すると、バックフェースのカラーは、基調のシルバーにロゴのブラックという2色のみとなって、いかにもアイアンらしいシンプルなものになりました。とてもすっきりしていて、シャープな雰囲気です。写真で見る以上に、実物のほうがカッコ良いようにも思いました。なお、「ELYTEアイアン」は凹凸があまり大きくないマッスルバックのような造形となっている一方、「ELYTE Xアイアン」ではキャビティ部分もあるため、やさしそうな印象をプレーヤーに与えます。

左から/ELYTEアイアン、ELYTE Xアイアン

アドレスしたときの見た目は、バックフェース以上に違いを感じさせます。「ELYTEアイアン」は、オフセットが少なめで、トップブレードも薄すぎず、厚すぎない、程良いものになっており、とても構えやすそうです。全体のサイズ感もちょうど良く、操作性も高そうに見えます。「ELYTE Xアイアン」は、見るからにやさしさ重視で、ひと回り大きいヘッドサイズ、大きめのオフセット、厚みのあるトップブレードが、安心感をもたらしてくれます。かつてのBIG BERTHAアイアンなどにも通じる、まさにキャロウェイらしいアイアンと言えそうです。

左から/ELYTEアイアン、ELYTE Xアイアン

なお、先に書いたように今回はI#7を試打したわけですが、「ELYTEアイアン」のロフトは29.0度で、「ELYTE Xアイアン」は28.0度と、どちらもややストロングなものとなっていますが、違和感はまったくなく、しっかりI#7に見えます。構えたときにも、「ボールが上がりにくいのでは?」といった疑念は湧いてきません。

ELYTEアイアン

実際に「ELYTEアイアン」「ELYTE Xアイアン」の順で打ってみても、ボールはとても簡単に上がってくれました。どちらも充分にI#7らしい高さの弾道で、しっかりとグリーンで止まってくれそうな孤を描いていきます。本物のグリーンに向けて打ったわけではないので、スピンがどれくらいかかっているかはわかりませんが、この高さならば、それほどランは出ないように感じました。ちなみに、今回一緒に打った石野さんは、アメリカにおいてちゃんとしたグリーンに向けても打ってみたそうで、「しっかりと止まってくれました」とのことでした。

キャロウェイのプロダクト担当 石野翔太郎さんによる試打

今回の「ELYTE」のアイアンでは、ドライバーと同様に、弾道を補正してくれる場所、コントロールポイントが前作よりも大幅に増えたAi 10x FACEが採用されているわけですが、このフェースによる安定感も、充分に感じることができました。「ELYTEアイアン」では、ちゃんと打てたと思ったときに、毎回、似たような打ち出しと孤の描き方をしているように見えましたし、「ELYTE Xアイアン」では、打点が少しバラついたようなときでも、飛距離がそれほど変わらないように思いました。石野さんも、同じような印象を持ったようで、「スピン量や打ち出し角、タテ距離をしっかりとまとめてくれているというところでは、Ai 10X FACEが効いている感じがしました」と言います。

そして、何を置いても強調しておかなければいけないと思ったのが、打感の良さです。感動的だったとさえ言えるかもしれません。前々作のPARADYMシリーズ、前作のPARADYM Ai SMOKEシリーズと、中空構造ながら毎年のようにフィーリングが良化してきているとは思っていましたが、今回は、そのレベルが一段も二段も上がったような感覚がありました。これには、注入量が増したウレタン・マイクロスフィアはもちろんのこと、PARADYMシリーズで初搭載されたものをさらにブラッシュアップして、振動をより抑制するようになったニュースピードフレームが、とても効果を発揮しているのでしょう。気温が非常に低いなかでの試打でしたが、手にビーンと響くような振動は感じず、「本当に中空アイアン?」と疑ってしまうほどの、「クシャッ」とでも表現できるようなソフトな打感で、ボールの食いつきもしっかりと手に伝わってきます。何度でも打ってみたくなるようなフィーリングでした。

石野さんも筆者と同様に、「ELYTE」シリーズの打感の良さには太鼓判を押していましたが、これにはソールの前後に入れられた面取りも関係しているのでは? とのことです。

「インパクトでは、ウレタン・マイクロスフィアとニュースピードフレームの両方が効果を発揮し、そのあとに面取りによる抜けの良さも加わって、気持ち良さが増幅されているような気がします。インパクトからフォローまでの間に、これらのテクノロジーが要所要所で働いてくれるからこその、あのフィーリングなのではないかと」(石野さん)

筆者は、ソールに面取りが入れられたアイアンを今回初めて打ちましたが、たしかに効果を感じました。「ELYTEアイアン」では、少し上からヘッドを入れた際にも淀みなく振り切れましたし、「ELYTE Xアイアン」では、やや広めのソール幅とのバランスも良いようで、多少ボールの手前からヘッドが入ったときでも、ソールが滑って、バンスも効きつつ、きれいにヘッドが抜け、スイングスピードもあまり損なわれない気がしました。心地良さとやさしさを両立させてくれているという印象です。

最後に、石野さんの「ELYTEアイアン」と「ELYTE Xアイアン」の総評も記しておきましょう。

「『ELYTEアイアン』は操作性もありますし、総合力が高いですね。もちろんセットで使うのも良いですし、たとえば、いわゆる一枚ものの軟鉄鍛造アイアンを使っている人が、『ELYTEアイアン』の単品のI#5を組み込んだりしても、充分に満足していただけると思います。
『ELYTE Xアイアン』は、やはり大きめのヘッドで安心感もありますし、ソールも広めですから、あまりフェースのローテーションを使わずに、そのまま真っすぐにヘッドを出してシンプルに打っていきたい方にはピッタリだと思います」

「ELYTE」のアイアンは、2月14日から順次発売の予定となっています。ぜひ、詳細をキャロウェイ オンラインストアでチェックしてみてください。次回は、続けて「ELYTE」シリーズのユーティリティ試打レポートをお届けします。

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