もちろん基本的な性能は変わっておらず、ラケットホーゼルや低・浅重心、高慣性モーメント、STROKE LABシャフトなどの効果によって、ボールスピードをコントロールしやすく、ストローク中やオフセンターヒット時でも、「ブレない」パターに仕上がっています。
今回の追加モデルの特筆すべきこととしては、4種類のうちの3つがセンターシャフトモデルである点が挙げられます。センターシャフトモデルは現在、プロの間でも好んで使用されているタイプです。その理由としては、フェースバランスのためストレートにヘッドが動きやすいところや、シャフトがヘッドセンター方向に装着されていることにより、フェースの芯でボールを捉えやすいといった、従来のセンターシャフトパターと同様の利点に加え、「TRI-BEAMパター」ならではの特徴があるからと言えそうです。
まずは、ボールがほどよくつかまるという部分です。従来のセンターシャフトタイプは、オフセットがまったくついていないため、ボールがつかまりにくく、左に引っかけてしまう傾向のあるプレーヤーに人気でした。しかし、「TRI-BEAMパター」のセンターシャフトは、ラケットホーゼルのクランクホーゼルに似た形状によりオフセットがついているため、ボールのつかまりが良くなっています。
従来のセンターシャフトパターでは、シャフトがセンターからややヒール側にずらした位置に設置されており、シャフトの装着位置とセンターの間にスペースがあまりなく、サイトラインを引くことができていませんでした。しかし、「TRI-BEAMパター」のセンターシャフトモデルでは、その問題がラケットホーゼルによって解消されたということになります。なお、今回登場の「TRI-BEAM #7CSパター」「TRI-BEAM TWELVE CSパター」では、トップブレード部分にも白いサイトラインが入れられています。
オデッセイのなかでも、もっとも新しいヘッド形状であるTWELVE(「TRI-BEAM TWELVEパター」「TRI-BEAM TWELVE CSパター」)が加わったことも、今回の追加ラインアップにおけるポイントと言えます。セットしたときの座りが良いネオマレットで、とても構えやすく、WHITE HOT VERSAパターやWHITE HOT BLACKパターにおいても、多くのプロが使用している形状になります。
ツアーにおける「TRI-BEAMパター」の使用状況について、最新の情報もお知らせしておきましょう。
・国内男子「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント」(8月24〜27日)「TRI-BEAMパター」使用者:合計9名(追加モデル1名)
・国内男子「フジサンケイクラシック」(8月31日~9月3日)「TRI-BEAMパター」使用者:合計5名(追加モデル1名)
・国内女子「ニトリレディスゴルフトーナメント」(8月24~27日)「TRI-BEAMパター」使用者:合計17名(追加モデル11名)
・国内女子「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」(9月1~3日)「TRI-BEAMパター」使用者:合計11名(追加モデル7名)
なお、国内女子ツアーではすでに、「TRI-BEAM #1CSパター」と「TRI-BEAM #7CSパター」が、それぞれ1勝ずつを挙げています。
「TRI-BEAM #1CSパター」「TRI-BEAM #7CSパター」「TRI-BEAM TWELVEパター」「TRI-BEAM TWELVE CSパター」は、9月22日からの発売予定となっています。すでにリリースされているモデルも含め、「TRI-BEAMパター」がツアープレーヤーに人気となっている理由を、ぜひ、ご自分でも確かめてみてください。